どうせ悪いから痛くなるまで放置しておこうというのはやめた方が良いでしょう。
虫歯治療は早期に発見する事が重要という事をご存知の方も多いようですが,虫歯が進行してしまって神経を抜くような事が起こった場、歯の炎症が一生続いてしまう事もあります.
虫歯治療が遅くて歯の神経を抜く治療の結果の持ちがどれほど続くのかという事に関してご存知の方は少ないようです.
歯の神経を抜く治療の成功率をご存知でしょうか?100%ではありません.6〜8割ほどの成功率とも言われています.つまり、2〜4割の歯科治療で炎症が起こってしまっているという事になります.成功しない場合は、慢性的に歯の根っこの内部に炎症が残ってしまうと言う事になります.炎症が進行したり、急性化した場合には歯を抜く事になってしまう事もあります.
一般的に、歯の神経の治療は成功率が低い事で知られています。100%大丈夫という事ができないのが現状です.ただ、無菌状態を保つ事ができれば成功となりますので、治療中に感染させない、または感染を極力取り除く事で治療の成功率は格段に変わります.
今回,歯の根っこの治療で感染を除去する場合に補助的に使用するラバーダムをご紹介いたします.
ラバーダムとは?
歯の内部に唾液が入らないようにラバーと言うゴムをかける場合があります.お写真のような装置を使用します.
例えば,唾液の入りやすい根っこの治療をする際、唾液が入らないようにするために防湿乾燥をします。こういった事で細菌の感染を防ぐ事ができるようになります.(もちろん、菌はラバーをかける歯の表面や周囲にもついていますので、ラバーをしたら完全というわけではありませんが.)
唾液の中には数多くの細菌が正常の方でも生息していますので、唾液が、根っこの治療中に根の中に入ってしまっては滅菌できません。
通常の保険治療では、ロールワッテという綿で歯を挟んで、唾液が入らなくしています。
完全に唾液の封鎖と滅菌を行う場合は、ラバーダムと言って、歯にゴムのシートを張り付けて、歯の中と口の中を分離します。
歯の神経の治療に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させて頂いております.クリックしてご覧ください.
神経の治療のページ
このように、ラバーなどを使用して少しでも細菌の感染を少なくする工夫をする必要があります.
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